2012年10月8日月曜日

日台独 In 韓



在阪の製作家、竹山氏を慕う諸外国の製作家や演奏家は非常に多く、今週末にもタケヤマホールで台湾のチンウェイ君のリコーダーセミナーが行われると同時に、偶然ドイツからリコーダー製作家のローマー氏が訪れました。
何より、イベントを主催される竹山氏のご尽力により、近年の大阪と諸外国は相互に大変建設的です。全体を見渡せる能力を備えた関係者は私の知る限り唯一無二で(残念ながら)他には存在しません。曰く、市場の成長ポテンシャルの中心を担って下さっていることになります。

さて、件のチンウェイ君。若干29にして、堂々と、しかしクールに、そしてあくまでも自分を出さず、
生徒の個性を引き出す教授術はお見事でした!

不肖、わたくしが通訳をつとめ、初心者クラスとアドヴァンスドクラスのセミナーを行いました。


確かにまだ有名ではない若者かもしれませんが、実は我々がただ知らないだけで、近隣では物凄いスピードでリコーダーを取り巻く環境が変化しています。特に台湾は我が比ではありません。

国力や世代交代、次世代育成不足はアジアでトップクラスの凋落。これは超現実です。
ローマー氏の顧客は韓国に多くいるとのこと。若くて欧米留学者は台湾にゴマンといるとのこと。
香港にも優秀な若手がいるとの事。可及的速やかに手を打たねばなりませぬっ!





ドイツのローマー氏と竹山氏親子、私のお弟子数名とで英語の飛び交う韓国料理の宴会の写真
をご覧下さい。箸使いのトップはローマー氏でした。


竹山氏親子(製作) ローマー氏(製作:独) チンウェイリン(演奏:台湾) 秋山(講習の通訳)




翌日は来月24日に出演させて頂く大阪はアンリュウでのフェスティバルに備え、リハーサルを。

様々な議論や方法論について話を交わしながら同じベクトルを感じ確信を得た次第です。
彼が私にとって今後重要な人物になることは間違いないでしょう。(既に約8年の付き合いですが)



ベースの木村氏とチンウェイ君がジャズでの議論中



事実、私の若いお弟子を諸外国へ、と可能性は広がるよう窓口になってもらえるよう確実な
コーポレーションを取り付けました。



テクニックは勿論、人間性はお人柄にせよ、ジャズの演奏法まで一朝一夕ではなく、
既に習得しており、尚かつ大変な独立心と決断力には頭が下がりました。
いわゆる実力なき権力は嫌いだと
全ては「音楽」という点も同意。
若いのにたいしたものです。


深田さんと相談中、ネクスト・ジェネレーションを見守るわたくし



彼の友人、知り合いが世界に散らばっており、も早「死に体」(←言い過ぎか?)と化した日本の
音楽大学環境を飛び越してホンモノを学ぶ環境を愛するお弟子に提供出来れば幸せに思います。


6時間のリハーサルの後はタイ料理に。昨日は韓国料理・・・。辛いのは苦手なのですが。
非常に嫌煙派な我々は店探しに苦労するのです。日本に禁煙居酒屋ってのがあれば良いですが。


チェンバロ担当の秋山麻子さん撮影によりメンバーズ




私の表情が明るくないように見えますが、頭脳の疲労、タイ料理が苦手(と店に行ってから気付いたため)によるものです。あしからず。


11月24日、アンリュウでの公演。是非、ご検討下さい。