2012年12月10日月曜日

ジャズを楽しみませんか:ガナッシュリコーダーアンサンブルと共に




そもそもの立案は、プロと一緒に、月並みでは無い音楽を一緒に演奏してみませんか?
という、
学生時代にプロの先生方と吹いてみたい~と少なからず感じた小さな希望への逆転の発想で
始めた企画でした。


先日開催した「ジャズを楽しみませんか」はガナッシュリコーダーアンサンブルのメンバーの発案で
遂行したもので、非常に熱心でお上手な愛好家の方々と共に、グレン・ミラーのイン・ザ・ムード
を楽しみました。



愛好家の方々にも悲喜交々おありでしょうし、比較的ご自分が主体になりたい志向も強い傾向にあり、かつこちらの宣伝ベタ等も相まって、非常に絶妙な人数とパートの相関関係が成立しました。

募集定員に節操がない集まりは好みませんし、そもそも重複しまくるリコーダーのボエ~!
という音色は非常に好きではありませんので、結果おひとりが一パート担当の素敵な
13重奏になりました。






ジャズ音楽も定義は広く、一概には語れるはずもありませんが、今回は典型的な4ビート。

ジャズの機能和声とリズムの合致と歴史、4ビートについて理解をして戴く説明に20分程、
その後に楽しいパート決め。

ネガティブ、ポジティブ、アルト希望、絶対バス~~などなど。


和声、ハーモニー、リズムがクラシックの3要素なら、ジャズのそれは
和声、ハーモニー、ビートと考えればそう遠い音楽ではありません。

なかんずく、バロックに触れたことのある方ならフランスの奏法のビートが裏に回っただけ、
とも言えなくもありません。特に4ビートの音楽がそうです。
まぁ、借りにシャルパンティエやリュリの楽曲を演奏するのとほぼ変わりが無いのです。
それだけにバロック楽曲との演奏解釈に相違は非常に少ないと考えられます。

(逆に、ジャズをジャズっぽくしようとする作為的操作は壮大な違和感が生じる、と感じます)



次回はジャズメンも講師に招き、世界に稀なリコーダーアッセンブリー(集合)?に
したいと思います。(ただ、台湾の方が先になりそうですけど・・・)



何より愛好家のみなさん、メンバーのフォローあっての会でしたが、こちらが一番勉強を
させて戴いた次第です。


心より感謝を致します。