2014年5月20日火曜日

久しぶりの公演を終えました




ザ・ドメスティック・ジャズバンド。4年半ぶりの公演を楽しみました。

数こそ少ないですが、熱烈にご支持を下さる一部のファン(と言って下さる方々)の数名の方から、
「5年」は空きすぎ!とお叱りを受け、何とも嬉しい気持ちでした。




以前は自主公演を開催していたものの、日本国ではリコーダーはどちらかと言えば、
集まって吹きたい族?の多い傾向ゆえ、あるいはジャズやインプロに対する見識の
あまり高くない傾向ゆえの集客力不足で、ゆえに、お声がけを戴いた時のみ、に活動を
限定した経緯があります。

その後、韓国はプサンの公演がその依頼公演だったわけで、今回の日本でのご依頼を非常に
嬉しく思いました。

何より素晴らしく支えて下さった、一体感を形成して下さったお客様に感謝です。

結局、現代のバロック音楽演奏状態がジャズなわけです理論的に。
ベースとピアノは通奏低音。それにドラムスのリズムが加わり、という構図。

主たるリコーダーは旋律をディミニューション、オーナメンテーションし、演奏する。
バロック演奏そのもの。





5年のブランクは、手前味噌ながら全く無し。
それぞれ最前線で活躍し続けていたパーソナルはむしろ個々にスキルアップされていて、
以前にもまして深みや凄みを増した気がしました。わたしもどうやら大丈夫。
64部、128部の連続スケール即興などは健在でした。良かったですわ。



台湾からのリコーダー奏者の来聴もあり、早速、来春に依頼を受けました。
私以外のメンバーのリコーダーを生かすテクニックに、驚愕したそうです。

確かに、例えばですが、ドラムスなどは奇跡的な音量でしょう。
通常のドラマーなら、こんなバランスは取れない、と。


日本の能動、安定と保守は素晴らしいことですが、台湾の受動、刺激の導入と前向きな
スタンスには全く頭が下がります。


おそらく、次は来春の台湾公演。
よろしければお出かけ下さい。